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株式会社グラン・スポールに対する申入れ及び要請等の結果について公表します

①退会手続について来館を要求する条項について、正当な事由及びやむを得ない事情がある場合等に来館をしなくても退会できることを規定上定めること。
②事業者の賠償責任を免除する条項について消費者契約法に適合するように改定すること。
会費の割戻しに関し、危険負担(民法536条)及び債務不履行(民法415条)の適用場面を区別して消費者契約法に適合するように改定すること。
④会員の同伴者に対する損害賠償責任について、いかなる場合も会員が連帯責任を負うとする規定を改定すること。
⑤HP上の入会条件について、景品表示法に違反しない内容に修正すること。

以上の内容について申入れを行い、また、休会や未納時の退会に関する条項等について要請を行いました。


 
2021年3月26日、会員規約の提供を求める照会をしました。 2022年3月31日
(資料)2021年3月26日付「照会書」
2021年4月1日、当該事業者から、回答書を受領しました。 2022年3月31日
(資料)2021年4月1日 「回答書」
2021年7月26日、事業者の利用規約について、個別条項の内容が不明確な点について照会をしました。 2022年3月31日
(資料)2021年7月26日付「照会書」
2021年8月12日、当該事業者から、回答書を受領しました。   2022年3月31日
(資料)2021年8月10日付「回答書」  
2021年12月10日、事業者の利用規約について、2021年8月12日付回答書を踏まえてさらに照会を行いました。   2022年3月31日
(資料)2021年12月10日付「照会書」   
2021年12月21日、当該事業者から、回答書を受領しました。 2022年3月31日
(資料)2021年12月20日付「回答書」  
2022年3月29日、事業者の利用規約について、消費者契約法に適合するように改定を求める申入れ及び要請をしました。  2022年3月31日
(資料)2022年3月29日付「申入書兼要請書」   
2022年5月11日、当該事業者から、回答書を受領しました。 2022年8月03日
(資料)2022年5月9日付「回答書」   

2022年7月21日、終了通知書を送付しました。

2022年8月03日
(資料)2022年7月21日付「終了通知書」   

結 果

以上の申入れ及び要請の結果、以下の通り会員規約が改訂されました。

(1)退会に関し以前の会員規約では、休会中の退会が認められず、また退会の手続についてクラブフロントへ直接来訪し退会手続をしなければならないとされていました。
 この点、申入れにより会員の責めに帰さない事由があることを事業者に証明し、事業者が正当性を認めた場合、休会満了時の退会を認める規約に改訂されました。
 また転勤・転居・怪我・病気等のやむをえない事情があると事業者が認めた場合について電話又は郵送による申出及び書面の提出による退会を認める規約に改訂されました。
 
(2)事業者の責任の全てを免責する規約について、事業者の責任がある場合には損害賠償責任を負う旨の規約に改訂されました。
(3)施設の閉館・休業・利用制限に関し、以前の会員規約では、事業者が割戻しについて内容を決定するとしていたところ、7日以上連続の閉館・休業等の場合には、一年間の営業日数及び会費合計額を元に日割計算で会費の割戻しをする内容に改訂されました。
(4)会員以外の施設利用者であるビジターの損害賠償責任について、以前の会員規約では同伴した会員が連帯して責任を負うという内容となっていましたが、会員の故意・過失のある場合にのみ責任を負うとの内容に改訂されました。

(5)休会制度利用時に前払いをした会費について、以前の会員規約では返還について明示されていなかったところ、休会満了時の退会が認められた場合には納入済の会費が返還されることを明示する内容に改訂されました。
(6)会費を完納しないと退会手続ができないと誤解を招く会員規約となっていたところ、未納金に関わらず退会手続をとることができる規約に改訂されました。


広告については、修正がなされなかったものの、問題を指摘しつつ終了しました。
                                    

 以上





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