前に戻る   〈株式会社ラグザス・クリエイト（カーネクスト）に対する申入れ等の結果について公表します 〉 事業者は自動車の廃車買取業を行っているところ、廃車買取サービスで使用している利用規約における、 ①事業者が「一切の責任を負わないものとする」と定めた複数の条項が消費者契約法8条1項1号、3号違反 ②契約の解除の要件として、事業者が「利用者として不適当と判断した方」と定めた条項が消費者契約法10条違反 ③車両引渡後の私物の所有権を放棄したものとみなす条項が消費者契約法10条違反 ④事業譲渡等について利用者が予め承諾するものとすると定めた条項が消費者契約法10条違反 ⑤利用者が故意過失を問わず損害を賠償すると定めた条項が消費者契約法8条1項1号、3号違反 ⑥事業者の本社所在地の裁判所を専属的合意管轄に定めた条項が消費者契約法10条違反 であると判断しました。 2021年3月25日、申入書を送付しました。 2021年06月21日 （資料）2021年3月25日付「申入書」   2021年5月6日、回答書を受領しました。  2021年8月30日  （資料）2021年4月30日付「回答書」    2021年8月10日、再申入書を送付しました。 2021年8月30日  （資料）2021年8月10日付「再申入書」   2021年8月31日、回答書を受領しました。 2021年12月24日  （資料）2021年8月27日付「ご回答」   2021年12月10日、終了通知書を送付しました。   2021年12月24日  （資料）2021年12月10日付「終了通知書」    結　果 以上の申入れの結果、 ①事業者が「一切の責任を負わないものとする」と定めた条項が削除または消費者契約法に適合する形に変更されました。 ②契約の解除の要件として、事業者が「利用者として不適当と判断した方」と定めた条項に合理的な理由に基づく必要がある旨が追加されました。 ③車両引渡後の私物の所有権を放棄したものとみなす条項については、変更はなされませんでしたが、残置物の有無について再確認を行う運用を行う旨回答がありました。 ④事業譲渡等について利用者が予め承諾するものとすると定めた条項が削除されました。 ⑤利用者が故意過失を問わず損害を賠償すると定めた条項について、故意過失を問わずの部分が削除されました。 ⑥事業者の本社所在地の裁判所を専属的合意管轄に定めた条項について、付加的合意管轄である旨に変更されました。