[基礎知識]
消費者裁判手続き特例法とは

契約トラブルの消費者被害を取り戻せる新しい訴訟制度です。
消費者契約に関連する消費者の財産的被害が生じた場合、個人の被害額は少額でも、多数の消費者が同じようなトラブルにあっていることが多くあります。消費者と事業者との間には、情報の質や量、そして交渉力にも格差があるために、消費者自らその回復を図ることには困難を伴う場合があり、泣き寝入りの結果に終わることがほとんどです。
消費者裁判手続き特例法は、特定適格消費者団体が消費者に代わって被害回復裁判手続きを行い、消費者の財産的被害を適切に回復し、消費者の権利を守るとともに、消費の活性化や健全な事業者の発展や公正な競争をもたらすことを目的に制定されました。
被害回復のための新しい訴訟制度は2016年12月にスタートしました。

消費者庁のウェブサイトの紹介